Rails Developers Meetup 2019 参加してきましたので感想です。
今回のRails dmは、DHH氏によるオンラインでのQ&A、Jeremy氏のキーノートスピーチ、2日間開催で3トラック並行、全69セッション、登壇者もそうそうたる顔ぶれと質も規模も過去最大級のイベントでした。
準備の大変さも最大級だったと思います…。
運営スタッフの皆さん、主催のカルパスさん本当にお疲れ様でした。
とても楽しかったです…! ありがとうございました!
セッションについて
3トラック並行だったので「ぬお〜!全部聞きたい〜!!」ってタイミングが頻発します。
生で聞けなかったセッションは後ほど上がるであろう動画に期待することにして、この記事では個人的に印象に残ったセッションの感想を書いておきます。
CSSの技術的負債との向き合い方 @upinetree
CSSの負債の話のスライドです(全日本語版)#railsdm2019 #railsdm2019Bhttps://t.co/xxEZ78XHqb
— upinetree (@upinetree) 2019年3月22日
Rails 界の万葉集こと『現場Rails』の著者の1人、松本くんのセッションです。
彼とは6年前よちよち.rbで出会いました。
僕がまだスーツを着て「Rubyでお仕事がしたいよ〜。」と毎日悩んでいて彼によく悩み相談をしてましたw 懐かしい。
彼が特に力を入れて書いたという『現場Rails』の10章はコードベースの設計の話だったのでそっち関連の話が来るかな〜と思ってたらフロントの話でした。しかもJSではなくCSS…。ネタが豊富ですこと…(尊敬)
なぜCSSは負債になりやすいのか、負債にどう立ち向かっていくのがいいのか、といったお仕事で得た知見を「関心の谷に橋をかける」という表現で紹介してくれます。
CSSでつらい思いをしている方は必見です。
お恥ずかしながらビジュアルリグレッションテストって知りませんでした。。。勉強になります。
lean Test Code, Revised @willnet
美しい test code といえばの前島さんです。
前島さんのRspec スタイルガイドは良く参考にさせてもらってました。
@netwillnet さんのRSpec スタイルガイドは良く参考にしてるけど、https://t.co/tJ4sjGvEvV
— 南谷 祐貴(MINAMIYA Yuki) (@yuki3738) 2019年3月23日
今回の資料もめっちゃ良いので全Rspec書くマンに読んでほしい。
#railsdm2019 #railsdm2019a
今回はその集大成とも言える発表内容だったのではいでしょうか。
可読性の高いテストコード == 脳内メモリの消費が少ないコード
と定義して良いテストコードの説明をしてくださっています。
僕は let と let! についての箇所と FactoryBot のデフォルトをランダム値にするべきというのはこの通りにはやっていないのですが、前島さんの今回の資料はとても整理されていて説得力のあるものなので Rspec の書き方に悩んでる方は是非読んでほしいです。
Clea Test Code Revisedのスライド上げましたー。スライド見たらだいたい内容わかるように作ったので、可読性の高いテストコードを書きたい人はぜひ一読ください (\( ⁰⊖⁰)/) #railsdm2019 https://t.co/LPOW35x0JK
— willnet (@netwillnet) 2019年3月23日
資料を読んだ上で異論や一家言ある方たちが以下で議論されているのでこちらを見るのもまた勉強になると思います。
みんながやりたがらない仕事をやって食っていく @idesaku
#railsdm2019 #railsdm2019c の二日目に登壇した際に使用したスライドを公開します。これ単体で何が伝わるでもないでしょうが、雰囲気を感じていただければと思います。 https://t.co/l1cUTRT5mc
— Daisuke Goto (@idesaku) 2019年3月24日
実はいでさくさんは弊社を手伝ってくださっており、僕も大いにお世話になっている方です。
Rails dmについて僕が社内slackで騒いでいたところ「ちょっと発表の練習付き合ってよ」とのことだったので社内のRailsエンジニアに集まってもらって発表練習会を開いたのでした。
というわけで内容は知っていたのですがスライドも語りも洗練されていて本番はとても見応えがありました。
語りが大半で資料だけ見ても全くわからないと思うので(笑)動画を見ていただきたいです。
めちゃくちゃ面白いので必見ですw
全く関係ないのですが、セッション開始直前に Kākāpō という絶滅危惧種の鳥が New Zealand にいるのでみんな覚えておいてくれよ!と熱弁を奮ってました。
以下のページで Kākāpō へ寄付ができるそうです。
寄付すると以下のぬいぐるみがもらえるそうです。ちょっと欲しい…w
#railsdm2019 から帰還。スタッフの皆さん、登壇に来てくれたみなさん、その後声をかけてくれた皆さん、ありがとうございました。初のSpeaker札と共に記念撮影。 pic.twitter.com/DfVnzgXRbz
— Daisuke Goto (@idesaku) 2019年3月23日
だいぶ話がそれました…。
まだまだ紹介したいセッションはあるのですが長くなるのでこの辺にします。 聞きたかったけど聞けなかったセッションはこれから以下に順次アップされていくと思うので楽しみに待ちましょう!
セッション以外のことについて
ビールスポンサーしました
【イベントに協賛します】
— 【公式】Sansan (@SansanJapan) 2019年3月20日
「Rails Developers Meetup 2019 #railsdm2019 」Day1(22日)のビールスポンサーとして「#名刺アプリEight × Railsdm」のオリジナルラベルビールを、数量限定でご用意しています。会場でお会いできることをたのしみにしています! #33tech pic.twitter.com/MlfwPF3RX5
今回、弊社Sansan株式会社は Day1 のビールスポンサーをさせていただきました。
実はオリジナルクラフトビールも作ってて本当はそっちを提供できないかと話してたのですが「醸造が間に合わない」ということで既成品にオリジナルラベルを貼ったビールを提供させていただくことになりました。
このラベル、弊社のブランドコミュニケーション部が今回のためにデザインしてくれました。(for Railsdmって書いてある。)
素敵!感謝!!
中身はヴァイツェンでした。ただ、味はイマイチでした…。
持ち帰りFeedbackしておきます…。
コーヒー
今回は朝から美味しいコーヒーが振る舞われていて超最高体験でした。
コーヒーが一番飲みたい時間はやはり朝です。
開場に入りつつコーヒーを受け取り、席について一息つきながらコーヒーをいただく。
真のおもてなしじゃないですかコレは。
多くのイベントはコーヒー提供時間が限られていて大行列作ったり、空いた頃にもらいに行ってみると無くなってたりします。
コーヒー争奪のストレスがなくてとても良かったです。
スポンサーの皆様、朝も早かったと思います。ありがとうございました。
ランチ
スポンサー各社、ユニークなランチを提供されていました。どれを選ぶかというエンタメ要素があるのはいいですね。
僕はStudistさんのカロリーたっぷりビフテキ弁当とFiNCさんの栄養たっぷり生姜焼き弁当をいただきました。
どちらも美味しかったです。ありがとうございました。
懇親会
第2のメインイベント懇親会。今回も沢山のRubyistとお話できました。
今回は懇親会時間長めでとっても満喫出来ました。それでもまだまだ話したいから凄い。
開場提供の Oracle さん、遅くまでとっても大変だったと思います。ありがとうございました。
お寿司に惣菜、日本酒からワインまで大盤振る舞いでした。各社のスポンサーパワーに感服します。
とても楽しかったです。重ねてありがとうございました。
その他
yancan.fm にデビューしてしまったかもしれない
ZOZO techのエンジニア @rllllho さんの「女性エンジニアとして働くということ」は急遽 yancan.fm の公開収録になりました。
最前列に陣取ってしまったため突然の振りにコメントすることに…。
完全に不意を突かれたので当たり障りのないコメントになってしまいました。
アドリブ力ほしい…。
まぁカットの可能性もあるのでそちらに期待しましょうw
yancya さんと jeremy 氏の動画を撮影しました。
機材不調で動画が取れないということだったので急遽僕のiPhoneでイベントの様子を撮影しました。
30分(jeremey氏にいたっては50分)腕を上げ続けるのはなかなかのトレーニングで
「お客様の中に三脚をお持ちの方はおりませんか…!?」
と念じるだけの時間になりましたが、イベントにほんのちょっとでも貢献できたと思うと光栄です。
何度か腕がプルプルしちゃってますがご了承ください。
動画は無事カルパスさんにお渡ししましたので一安心です。楽しみにuploadを待ちましょう。
まとめ
「Rails dmはこれで終わり。」と仰っていた上でのこの大規模開催。
主催のカルパスさん、満を持してのイベントなんだなぁと思うと感慨深かったです。
ただ、
https://twitter.com/yoshi_hirano/status/1108413801664262144
こんなことを仰ってたのでまたしばらくしたら何か凄いことやるんだろうなぁなんて思ってましたが、closingで予告されました。
次は2020年に「RailsKaigi」を開催されるそうです。
もうずっと前から「RailsKaigi」は色んなところで諸先輩方が言及していたと思います。
ココ最近は実質Rails dmがRailsのKaigi的なポジションを担っていたと思うのでこのrename(いや、reborn?)とても良いと思うし、ついに来た…!って感じで若輩者の自分も感動しきりです。
RailsKaigiではスポンサーはもちろんのこと、スタッフやスピーカーとして協力できたらいいなぁと思いました。
改めて主催のカルパスさん、スタッフの皆様、素敵なイベントをありがとうございました。
来月はRubyKaigi!楽しみましょう!!