模索中

人生模索中

尾根幹でジャックナイフさせられて失敗してすっ飛んで頭打った

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11月26日土曜のこと。ロードバイク津久井湖のZebra cafeへ行き、珈琲とクロワッサンを堪能するまではよかったもののそこからの帰り道で落車した。 派手なコケ方した割には軽症でよかったけど痛い目にあった。

憎き左折車

尾根幹を稲城方面へ走っている最中、多摩南野の交差点で左折車が差し込んできた。 こちらは下り坂が終わったところでかなりスピードが出ていた。 一緒に走っていた仲間がすっと車の前を通った直後。 まさか自転車と自転車の間に入ってくる車がいるとは。 びっくりして急ブレーキをかけたら後輪が浮いて前に投げ出された。

技名としてはジャックナイフと呼ばれるものだけど俺は技を繰り出したわけではない。 というかジャックナイフは後輪は浮くけど前に投げ出されたりはしない。

あぁ後ろ荷重できてなかったやっちまったと思ったころに前頭部右側と右肩で着地した。 つまり頭から落ちた。勢いででんぐり返しして座った状態になった。 ふざけやがってクソ車がぁ!と思い前を向いたら車はタイヤを鳴らして走り去っていった。あ、逃げたと思った。 前を走ってた仲間に追っかけてもらえねぇかなと期待するも、少し間が空いていたので後ろの惨事に気づかず走って行ってしまった。

マジか…。

放心してしまった

歩道に寄って座った。呆然としていた。 不誠実な人間を目の当たりにしたのがショックだった。 頭と肩が痛い。 交差点で信号待ちしていた歩行者とか後ろから来た自転車とか何人かの人が俺に一瞥をくれてそのまま通り過ぎていく。 尾根幹は自転車乗りが多いからココらへんの人にはあまり珍しくない光景なのかもしれない。 なんだか急に世界から孤立したような感じがして悲しくなった。

なんてこと思ってしょんぼりしてたら後ろから来た親切な自転車乗りさんが気遣いの声をかけてくれた。
大丈夫?
家近いの?
車は?行っちゃったんだ。ひっどいね〜。
自転車は壊れてない?
などなど。
少し話をしていたら落ち着いてきた。引き止めても悪いので礼を言って先に行ってもらう。

帰路へ

頭と肩は痛むが普通に動ける。 自転車もSTIレバーが曲がったのとチェーンが外れただけで済んだのですぐに直せた。漕いで帰れそう。不幸中の幸いだ。

仲間に、「事故ったのでゆるりと帰るからこのまま解散で。」の旨のメッセージを送る。 文字を打つ指が震えていて、動揺してんだなぁとか思った。

憂鬱な気分でゆるゆると走り出す。 家までまだあるな、早く帰りたい、とか頭打ったけど大丈夫なんだろうか土曜の今から病院やってるんだろうかとか、フルブレーキする際は後ろ荷重しないと前転するのは当然と頭では理解しているけどとっさの瞬間じゃできないもんだなぁとか、まぁとりあえず救急車沙汰にならずによかった、死ななくてよかったとか、でも後輪ブレーキだけして車に突っ込めば逃さずに済んだなとか、そしたら弁償で新しい自転車買ってもらえたかなぁとかそんなことを考えながら走っていった。

しばらく走っていたら先に行っていた仲間が待っていてくれた。 その姿を見て安堵とともに心配をさせたことや待たせたことで申し訳ない気持ちがやってくる。 状況を説明した後、ウィンドブレーカーの背中部分に穴が空いてて、ヘルメットが凹んでることを指摘される。 ヘルメットしてなかったらやばかったなと言われて確かに…と思った。 ウィンドブレーカーの補修は無料だけどヘルメットはこれでおじゃんだ。サイアク。弁償してほしい。 逃げた車の姿が目に浮かぶ。くやしい。

交通量の多い時間帯の幹線道路でスピード出してたこちらにも落ち度はあるけども。 進路変更するときは後方確認してほしい。そんなの歩いてたって当然やるべきことだろ。できてる人少ないけど。気遣い一つだと思うんだけどな。

無事家に着き、病院を探す。しかし近くの病院は土日はやっていない。 救急車も考えたけど頭を打った後に緊急を要するような症状も出てないので家で安静にすることにした。病院は月曜に行こう。 彼女にも心配をかけてしまった。申し訳ないし情けない。

翌日の朝、すごいめまい。世界が周る。寝転がっているのにどっかに落ちそうになる感覚。脳震盪の症状らしい。 日曜やってる脳神経外科は遠くて行く気力もない。やはり、月曜朝イチで近場に行くことにした。

で、月曜すぐに病院に行ってCTを撮ってもらった。 首も痛むので首のレントゲンも撮ってもらった。 結果、異常なし。めまいはしばらく続くけど数日で抜けるとのこと。安心した。

今回の教訓

  • 今後、車が多いときに幹線道路でスピード出すのはやめようと思う。
  • 力一杯<ペダルを踏むのは早朝か坂かレースだけにする。
  • とっさの後ろ荷重のフルブレーキは普段から練習しないとできない。
  • 坂を下る時は後ろ荷重にしておく。何か起こってからの反応では遅い。

素直に「いい勉強になった」なんて言える心境ではないけど今後に活かしたい。